アメリカ軍でも使われる強靭な素材ポリウレア
ポリウレア施工は、高速硬化・高耐久・高防水性能を兼ね備えた新素材「ポリウレア樹脂」を吹き付けて、屋根や床などの建築・設備面を強靭に保護する最新のコーティング工法です。もともとはアメリカで軍用車両や燃料タンクの防護に使われるほど強靭で、工場・倉庫の屋根補修や防水用途で多く採用されています。
ポリウレア施工は、高速硬化・高耐久・高防水性能を兼ね備えた新素材「ポリウレア樹脂」を吹き付けて、屋根や床などの建築・設備面を強靭に保護する最新のコーティング工法です。もともとはアメリカで軍用車両や燃料タンクの防護に使われるほど強靭で、工場・倉庫の屋根補修や防水用途で多く採用されています。
既存屋根の再生や老朽設備の延命においては、張り替えよりも早く・強く・屋内への影響が無く対応できる点が評価されており、高性能断熱材遮熱シート(サーモバリア)と併用することで、防水・防錆・遮熱を同時に実現する“次世代の複合屋根工法”として注目されています。
硬化後は柔軟性を保ちながらも高い引張・引裂強度を発揮。紫外線や風雨にも強く、約10年以上の耐久性を誇ります。これにより、遮熱シート施工に必要な耐荷重性を確保します。
吹き付けから数秒で硬化が始まり、数分で歩行可能な強度に。施工後すぐに次の工程へ進めるため、作業時間の短縮に大きく貢献します。最短で1日以内に補修完了できるケースもあります。
施工面を継ぎ目のない一体膜で完全コーティング。ボルトや重ね目も含めて一体化させるため、漏水のリスクを根本から抑止。錆の進行も防ぎ、屋根や鉄部の寿命を延ばします。
金属、コンクリート、樹脂、木材など、さまざまな下地に強力密着。垂直面・曲面・複雑な凹凸部にも施工可能です。屋根、床、壁、プラント配管、貯水槽など、多様な現場で活用されています。
100%固形分・無溶剤で施工時にVOC(揮発性有機化合物)をほとんど出さないため、屋内でも安心。食品工場や飲料設備など、衛生環境が厳しい現場にも多数の実績があります。
屋根材の状態、雨漏りの有無、温度環境などを調査し、最適な工法(ポリウレア単独または遮熱シート併用)をご提案します。
サビ除去・洗浄・プライマー塗布など、密着性と仕上がりを左右する重要な準備工程を丁寧に実施します。
専用スプレーガンで屋根全面にポリウレアを吹き付け。瞬時に硬化し、厚み1.5〜3mm程度の弾性防水層が形成されます。
ポリウレア硬化後、高性能断熱材遮熱シート(サーモバリア)を屋根形状に合わせて貼付け。太陽の輻射熱を約97%反射し、室温上昇を抑えます。
施工箇所の最終チェックと写真記録の提出、アフターサポートのご案内を行い、引き渡し完了となります。
当社では施工保証制度を設けております。自社施工による責任施工体制で品質管理を徹底しており、万一施工不良や製品不具合が認められた場合には保証期間内で無償補修対応いたします。
保証内容の詳細は工事内容によって異なりますが、工事契約時に書面にて明示いたします。
お引き渡し後も定期点検やメンテナンスのご相談を承っており、長期にわたり安心してお使いいただけるようサポートいたします。
ポリウレア層および遮熱シートの状態を専門スタッフが確認し、必要に応じて補修やメンテナンスのご提案をいたします。
屋外に露出した場合で概ね10年程度が一つの目安です。ポリウレア樹脂自体は非常に耐久性が高く長持ちしますが、紫外線や風雨にさらされる環境では徐々に表面劣化が進行します。遮熱シートとテープも含めて約10年程度の耐候性を見込んでおります。
10年を過ぎるとシートの劣化や接着力の低下が見られる可能性があるため、再施工や部分補修をご検討いただくタイミングとなります。定期点検の上で適切な時期にメンテナンスを行うことで、性能を長持ちさせることができます。
基本的には工場・倉庫・商業施設から住宅まで、あらゆる建物の屋根や床に施工可能です。金属製の折板屋根はもちろん、スレート屋根やコンクリート屋上、防水が必要な各種床面や壁面にも適用できます。
材質・構造を問わず施工できますので、「自社のこの屋根にも施工できるのか?」という点はお気軽にご相談ください。専門スタッフが現場を拝見した上で最適な方法をご提案いたします。
一般的な工場の場合、施工面積が500㎡程度で天候にもよりますが、ポリウレア施工から遮熱シート施工まで含めて約10日程度です。小規模な屋根であれば1日以内、大規模な工場屋根(数千㎡規模)でも数週間から1ヶ月程度が目安です。
工事中は基本的に屋根上での作業のみとなるため、工場や倉庫の場合建物内部の操業を止める必要はありません。騒音や振動も最小限に配慮しますので、日常業務への影響を心配される場合もご安心ください。
ポリウレアは非常に速乾性が高いため、施工後数分以内で硬化を開始し、約30分程度で乾燥します。ただし、完全な硬化には24時間程度かかることがあります。この超速乾性により、作業効率が大幅に向上し、工期短縮に大きく貢献します。
屋外に露出した場合で概ね10年程度が一つの目安です。ポリウレア樹脂自体は非常に耐久性が高く長持ちしますが、紫外線や風雨にさらされる環境では徐々に表面劣化が進行します。
設置環境によって寿命は前後しますが、定期点検の上で適切な時期にメンテナンスを行うことで、性能を長持ちさせることができます。
建物の規模(施工面積)や下地の状態、工法によって費用は大きく異なります。そのため一概に金額を申し上げることが難しいのが実情です。弊社では現地調査の上でお見積もりを提出させていただいておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
お客様のご予算に応じたプラン提案も可能ですので、費用についてのご相談も遠慮なくお申し付けください。
ポリウレアと遮熱シートは共に高い耐久性を持ちますが、定期的な点検をお勧めしています。基本的には2年ごとの点検で十分です。定期点検により、早期の問題発見と適切なメンテナンスで性能を長期間維持できます。
はい、安全性にも十分配慮しております。ポリウレア樹脂および遮熱シートの材料にはホルムアルデヒドなど有害物質を含有しておらず、施工後に人体に悪影響を及ぼす心配はありません。
ポリウレアは溶剤を含まない無溶剤タイプのコーティング材で、施工時の揮発性有機化合物(VOC)発生もごくわずかです。そのため刺激臭も少なく、工事担当者はもちろん建物利用者の方にも優しい工法です。
はい。スレート屋根以外にも、金属屋根、コンクリート屋根など、さまざまな屋根材に対応可能です。下地の材質や状態に応じて最適な施工方法をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
遮熱シートは強力なテープで固定しているため、風速40m相当の暴風でも剥がれないことが実験で証明されています。実際に台風シーズンを複数経過しても剥離や破損が生じていない施工実績がありますので、強風対策は万全です。
ただし海岸に近い環境では塩害による腐食が徐々に進む可能性があります。沿岸エリアでは施工是非を慎重に判断し、場合によっては塩害対策仕様をご提案しております。
ご心配には及びません。冬場はむしろ室内が暖かくなります。遮熱シートは夏場には屋根からの熱を反射して室温上昇を防ぎますが、冬場には逆に室内側の熱を逃がさない役割を果たします。
暖房で暖められた室内の熱エネルギーが天井や屋根裏に達した際、遮熱シートが冷えた屋根に向かって放射しようとする熱を反射し、室内に熱を戻す効果があります。その結果、冬でも室内の保温性が向上し、暖房効率が上がるケースが報告されています。
はい、ポリウレア施工は遮熱シートを施工するための強化下地として必要です。そのため、遮熱シートの施工にはポリウレア施工が必須となります。両方を一度に行うことで、防水・補強・遮熱の三つの効果を同時に実現し、最大限の効果を得ることができます。