太陽の輻射熱を約97%反射
「スカイ工法」とは、金属製の折板屋根にアルミ純度99％の高反射遮熱シート（スカイシート）を専用の強力両面テープで貼り付ける、特許取得済（特許第6598337号）の遮熱施工法です。
太陽からの輻射熱を約97%反射し、工場や倉庫などの屋内温度上昇を大幅に抑制することで、空調負荷の軽減・冷房費の削減・作業環境の改善に寄与します。
METHOD 遮熱シート施工法「スカイ工法」とは
DIFFERENCE 遮熱塗装とスカイ工法の違い
従来の遮熱塗装とは一線を画す「貼る遮熱」という発想で、
施工品質の安定性・遮熱効果の確実性・防水性能など、多くの面で従来工法を上回る性能を発揮します。
施工は屋根の上のみで完結し、工場の操業を止めずに導入できるため、
設備投資としての導入ハードルも低く、全国の製造業・物流施設・商業施設などで導入が進んでいます。
| 遮熱塗装 | スカイ工法 | |
|---|---|---|
| 遮熱方式 | 反射塗料を「塗る」 | 遮熱シートを「貼る」 |
| 遮熱効果 | 施工精度・劣化によるばらつきあり | 常に安定、反射率97%前後を維持 |
| 耐久性 | 経年劣化が早く、再塗装が必要 | 約10年耐久、メンテナンスフリー |
| 施工影響 | 天候・気温・職人の技術に左右される | 天候の影響が少なく、職人差も出にくい |
| 防水効果 | 基本的になし | 屋根全体を覆うため防水効果あり |
FEATURES スカイ工法の特徴・メリット
電気代を削減できる圧倒的な遮熱性能
スカイシートは、太陽からの輻射熱を約97%反射する高純度アルミ箔製。屋根の温度上昇を抑え、建物内部への熱侵入を防ぎます。その結果、夏季の室内温度は最大11℃低下し、空調機器の稼働率も低減。冷房電力を約30%削減した実例もあります。
快適な作業環境の実現と在庫商品の保護
暑さを軽減することで、作業者の熱中症リスクを大幅に低減。快適な作業環境が確保され、従業員満足や生産性向上にも寄与します。さらに、温度変化に弱い食品や電子機器の品質保持にも効果を発揮し、在庫商品の劣化や廃棄リスクを抑制します。
短工期・低干渉で導入しやすく、耐久性も抜群
スカイ工法は25㎡で最短半日、2000㎡でも約30日で施工完了。施工は屋根の上のみで完結し、操業を止めることなく導入可能。さらに、専用テープによる高い固定力と風速40m/sの暴風にも耐える性能を持ち、10年の耐久性でメンテナンスも最小限です。
夏の60度を超える屋根が、裸足で歩けるほど温度が下がります。
RAIN LEAK 雨漏り対策にも効果あり
遮熱・雨漏り対策の一石二鳥の工法
スカイ工法は遮熱機能だけでなく、雨漏り対策としても優れた効果を発揮する一石二鳥の工法です。折板屋根は構造上、継ぎ目やボルト部分から雨水が浸入しやすく、経年劣化で防水シーリングが劣化すると雨漏りが発生する傾向があります。
屋根を覆う防水カバーとして機能
遮熱シートそのものが屋根全体を覆う防水カバーとなり、シートの継ぎ目もすべて重ね貼りと防水テープでシールするため、既存屋根の上に新たな防水層を追加するような効果が生まれます。
使用される専用両面テープは耐熱温度-10℃～90℃に対応し、優れた耐久性・耐候性により高い保持力と水密性を長期間維持します。これにより屋根の寿命延長やメンテナンス負荷軽減にも繋がります。
SCENE 活用シーン
工場・倉庫の冷房費を削減したい
遮熱性能により空調負荷が大幅軽減され、電気代を20～30%削減。例えば月100万円の電気代なら、年間240～360万円の節約効果が期待できます。
コストを抑えて熱対策をしたい
屋根張り替えや断熱工事の半分以下のコストで、より高い遮熱効果を実現。短工期施工で人件費や機会損失も最小限に抑制できます。
在庫商品の暑さによる劣化が心配
食品・機械部品・精密機器の温度品質を維持し、商品ロスを大幅削減。温度管理コストも同時に削減できます。
真夏の現場環境が過酷
室温を8～11℃低下させ、従業員の熱中症リスクを大幅軽減。作業効率向上と離職率改善にも貢献します。
操業を止めずに屋根改修をしたい
屋根上のみで作業完結。24時間稼働の工場でも生産活動に一切影響せず、騒音も最小限で施工可能です。
雨漏りも同時に解決したい
屋根を覆うシートが防水層となり雨水侵入を完全防止。「遮熱＋防水」の一石二鳥効果で工事費用を大幅削減します。
繰り返し塗り替える手間・費用を削減したい
約10年間メンテナンスフリーで、塗装と違い数年ごとの塗り替えは不要。足場代・人件費・操業停止コストをすべて削減できます。
防火性能が求められる施設
国土交通省「飛び火認定品」取得で安全性を確保。防火規制の厳しい施設でも法令適合した遮熱対策が可能です。
