2026.01.29
投稿日:2026.01.29 最終更新日:2026.01.29
工場の空調が効かない…設定温度を下げても、台数を増やしても、作業場がなかなか涼しくならない。フィルター清掃や冷媒点検など基本の対策をしても変わらないと、「もう空調の限界か」と感じるはずです。
ただ、空調が効かないと感じる要因は空調だけの問題ではないかもしれません。
ポイントは屋根です。日中に熱を受けた屋根は、その熱を輻射熱として室内へ熱を放ちつづけます。
工場は屋根面積が大きく、この負荷が積み上がりやすいため、空調で空気を冷やすだけでは追いつきません。
本記事では、工場で空調が効かない原因からその根本的な対策方法まで、順を追って解説します。
山創株式会社 代表取締役
2016年創業以来、遮熱シート「サーモバリア」施工一筋で全国40都府県、1,200件以上の実績を持つ。工場・倉庫の「エアコンが効かない」「電気代が高すぎる」といった作業環境の悩みに、特許取得のスカイ工法と高性能遮熱シート「サーモバリア」で応え続ける。
目次

工場の空調が効かない場合、まず確認すべき基本的なポイントがあります。 これらを確認して問題がなければ、空調本体ではなく建物の構造に原因がある可能性を疑いましょう。
上記のチェックポイントをすべて確認しても効かない場合、問題は空調本体ではありません。工場という建物特有の構造的な問題、特に「天井の高さ」「広い屋根面積」「外部からの熱侵入」が根本原因となっているケースが多いのです。
工場の構造的な特徴が、空調の効きを悪くする主な理由です。空調の台数を増やしても、根本的な解決にはならない場合があります。
工場の天井は一般的に5〜10m以上と高く設計されています。冷気は空気より重いため下に溜まりますが、天井が高いと作業場所に届く前に中空で拡散してしまいます。空調の設置位置が高所にある場合、床面や作業エリアには十分な冷気が届きません。
工場内には生産設備、機械、炉、プレス機など、稼働時に大量の熱を発生する設備が多数存在します。これらの内部発熱が空調の負荷をさらに増大させます。屋根からの外部熱と設備からの内部熱のダブルパンチで、空調の能力が追いつかない状況になるのです。
工場は広大な作業スペースを確保するため、屋根面積が非常に大きくなります。屋根面積が大きいほど、太陽光から受ける熱の総量も増加します。この膨大な熱が室内に侵入し、空調の冷却能力を圧倒してしまうのです。
特に金属製の折板屋根は熱伝導率が高く、日中は60℃以上に達することもあります。一般的な住宅やオフィスと比較して、工場は屋根からの熱侵入量が桁違いに多いと言えます。

工場の暑さの根本原因は「屋根からの輻射熱」にあります。輻射熱とは、太陽光のように空間を伝わる熱のことで、断熱材やエアコンでは防ぎきれない熱の種類です。
熱の伝わり方には3つの種類があり、それぞれ特性が異なります。
エアコンは室内の「空気」を冷やす機械であり、対流熱への対処に特化しています。しかし、太陽光から発生する輻射熱は、空気を介さずに直接物体(屋根、壁、床、人体)に熱を伝えます。そのため、エアコンで空気を冷やしても、輻射熱による「暑さ」は解消されません。
特に工場では屋根面積が広いため、日中に屋根が吸収する輻射熱の量が膨大になります。この輻射熱が室内に放出され続けるため、エアコンを強くかけても追いつかないのです。
輻射熱は「高い温度から低い温度へ」全ての方向へ移動する特性があります。
よくある疑問が「夏に屋根から熱が入るなら、冬も同じ場所から熱が逃げるのでは?」という点です。
その通りで、輻射熱は夏は侵入、冬は流出という形で、季節を問わず影響します。
断熱材は多くの空気層によって熱の伝わりを遅くするものです。空気は熱の伝わりが遅いので、空気の層が多いほど熱の伝わりが遅くなります。しかし、正確には「熱を止めるもの」ではなく「熱の伝わりを遅くするもの」です。
例えば断熱材(グラスウール)を電気ストーブ(輻射熱源)に数秒間あてると、断熱材が溶けてしまいます。 理由は、断熱材は輻射熱を止めることができず、熱を吸収してしまうからです。布団を干すと熱くなるのも同じ原理で、太陽の輻射熱を吸収してポカポカになります。
断熱材は「伝導熱(5%)」と「対流熱(20%)」には効果がありますが、「輻射熱(75%)」には効果がほとんどありません。布団や綿状の断熱材は、太陽の輻射熱を吸収してしまいます。高性能な断熱材が入っているのに夏の夜、家の中が熱いのはこのためです。
つまりはこの「輻射熱」に対して対策を施すことで工場内の気温上昇を防ぎ、結果的にエアコンの効果を高めることができます。
その先にはエアコン稼働によるランニングコストの低下や作業環境の改善に繋がるのです。
熱の根本的な原因である輻射熱を止める方法として、主に3つの選択肢があります。
それぞれの特徴を理解し、あなたの工場の条件に合った方法を選ぶことで、エアコンの効きやすい作業環境の実現に繋がります。
屋根表面に特殊な塗料を塗る、最もポピュラーな工法です。
初期費用は1㎡あたり2,000〜4,000円と安価ですが、足場費用(15〜20万円〜)が別途発生します。施工も比較的簡単で、多くの業者が対応可能です。
室温低下は1〜3℃程度。表面の反射効果により屋根温度を下げる仕組みですが、汚れが付着すると反射率が落ちるため、効果が年々低下します。
最大の懸念点は耐用年数が8〜10年と短く、「10年ごとの塗り直し」が必要になることです。再塗装のたびに足場費用も再度かかるため、長期的なコストメリットは限定的です。また、表面の反射のみに特化しているため、冬場の保温効果(暖房費削減)は期待できません。
屋根材そのものを交換、あるいは二重にする抜本的な工法です。
数百万〜数千万円規模の莫大な投資が必要です。断熱材一体型の屋根材等を使用することで、建物全体の耐久性と断熱性を高めることができ、性能面では理想的な選択肢と言えます。
最大のネックは「事業の停止」です。数週間〜数ヶ月に及ぶ工事期間中、在庫の移動や稼働停止を余儀なくされるため、営業損失を含めた実質的なコストは極めて高くなります。
特に常日頃から動き続ける工場では、工事のために全面停止することで大きな機会損失に繋がるため、現実的ではありません。老朽化による雨漏り対策が主目的でない限り、暑さ対策のみで採用するにはハードルが高い選択肢です。
高純度アルミ箔を用いた薄型のシートを屋根裏に施工する工法です。前述した「熱移動の75%を占める輻射熱」を直接ターゲットにします。
費用は1㎡あたり6,000〜8,000円。塗料より高く、葺き替えより圧倒的に安価です。総額で100〜300万円程度となり、中小企業でも導入しやすい価格帯に収まります。
性能面では、輻射熱を97%反射します。夏は室温を最大9℃抑制し、エアコンの消費電力を約27%削減。静岡大学との共同実験で効果が実証されており、客観的なデータに裏付けられています。
遮熱シートの独自の強みは以下の3点です。
冬も効果あり:
室内からの熱(輻射熱)も逃がさないため、冬の暖房費を約30%削減。一年中コストメリットが出ます。遮熱塗装が「夏だけ」の対策であるのに対し、遮熱シートは年間を通じて省エネ効果を発揮します。温度問題を解消するだけでなく、結露や施工による防水効果など、「熱」に限らない効果も実現できます。
事業を止めない:
屋根の内側から施工できるため、工場を稼働させたまま短期間で完了します。在庫を移動する必要もなく、通常業務への影響を最小限に抑えられます。施工期間は数日〜1週間程度で、50㎡規模で約4日、100㎡で6日、500㎡なら20日程度が目安です。
メンテナンスフリー:
汚れによる劣化が少なく、10年以上にわたって反射性能が持続します。遮熱塗装のように定期的な塗り直しが不要なため、長期的なランニングコストがかかりません。
遮熱シートは「初期費用を抑えつつ、事業を止めずに導入でき、長期的な省エネ効果も得られる」という3つのバランスが取れた選択肢です。
| 比較項目 | 遮熱塗料 | 屋根の葺き替え | 遮熱シート |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 3,000〜5,000円/㎡ | 数百万〜数千万円 | 6,000〜8,000円/㎡ |
| 室温低下効果 | 1〜3℃程度 | 高い(断熱材次第) | 最大9℃(-27%の省エネ) |
| 耐久年数 | 5~8年 (10年ごとに再塗装) |
半永久的 | 10年~15年 |
| 施工期間 | 数日〜1週間 /100m2 | 数週間 | 数日〜1週間 /100m2 |
| 事業への影響 | 稼働したまま施工可能 | 全面停止が必要 | 稼働したまま施工可能 |
| 冬の効果 | なし | あり | あり(暖房費30%削減) |
| 長期コスト | 10年ごとに再費用 | 初期投資のみ | 10年ごとに再費用 |
| こんな工場に | 予算を最小限に抑えたい | 建物全体の改修が必要 | コスパと効果を両立したい |
特に、投資対効果(ROI)と操業効率を最優先する工場においては、遮熱シートが最もバランスの取れた選択肢となります。
次のセクションでは、この遮熱シートの中でも特に高性能な「サーモバリア」について、具体的なデータと導入事例を交えて解説します。
遮熱シート自体は、決して珍しい製品ではありません。アルミ系の遮熱材や反射タイプの断熱材は、すでに数多く市場に出回っています。
その中で「サーモバリア」が独自の立ち位置を確立しているのは、単に熱を防ぐだけでなく、「圧倒的な反射性能」「大学による科学的根拠」「現場を止めない施工性」という3つの柱で構成された、プロ仕様の遮熱ソリューションだからです。
その特徴を詳しく解説します。
サーモバリアの正体は、高純度のアルミ箔を使用した超薄型シートです。最大の特徴は、暑さの正体である「輻射熱(赤外線)」を97%カットする点にあります。
一般的な遮熱シートには、安価なアルミ蒸着フィルムや純度の低いアルミが使われることも少なくありませんが、サーモバリアはアルミ純度99%以上にこだわっています。
屋根や外壁が太陽光に熱せられると、目に見えない赤外線が室内へ放射されます。サーモバリアはこの熱が室内に侵入する前に表面で跳ね返すことで、室温の上昇を根本から抑え込みます。数値で裏打ちされた「跳ね返す力」こそが、サーモバリアの本質です。
「遮熱材は効果が見えにくい」という常識を覆すのが、学術機関による客観的なデータです。サーモバリアは、熱工学の専門家である静岡大学工学部の名誉教授・中山顕氏による実証実験を行っています。
実験の結果、以下の驚異的な効果が証明されました。
メーカー発表の数値だけでなく、専門家が「薄いシート1枚で、入射する熱の大部分を遮断できる」と評価している点が、他の製品との大きな違いです。
どんなに性能が良くても、工事のために工場の稼働を止めたり、大量の在庫を移動させたりする必要があれば、導入のハードルは高くなります。サーモバリアが現場で支持されるのは、独自の「スカイ工法(特許取得)」があるからです。
スカイ工法は、折板屋根にシートを直接貼り付ける画期的な工法です。
まさに、常に稼働し続ける工場のような「止められない現場」のために開発された遮熱対策と言えます。

山創株式会社は岐阜県関市に本社を置く遮熱施工専門企業です。2016年にサーモバリア事業を開始して以来、工場・倉庫を中心に日本全国で1,000件以上の施工実績を積み上げてきました。
「製品が良くても、施工技術がなければ効果は出ない」という信念のもと、遮熱シート施工に特化した技術者チームを育成しています
2016年創業以来、遮熱シート施工一筋で事業を展開しています。全国1,000件以上の施工実績は、遮熱施工専門業者の中でも突出した数字です。年間100件以上の施工をこなす中で、あらゆる屋根形状、劣化状態、現場条件に対応してきました。
同じ屋根でも、形状や劣化状態、稼働条件は現場ごとに違います。山創は「遮熱シート専門」として経験を積み、現場条件に合わせた納まり・段取りを組める体制を整えてきました。
実際、施工した工場の別棟へ追加施工を依頼されるケースや、近隣の企業を紹介してもらうケースが多数出ています。「想像以上の効果があった」「従業員から涼しくなったと喜ばれた」という声も寄せられています。
スカイ工法は、貼り方ひとつで体感が変わります。わずかな隙間やたるみがあると、屋根からの熱が回り込み、狙った効果が出にくくなるためです。
山創では、折板屋根の接合部(ジョイント)処理、貼り付け時の気泡除去、端部の確実なシール処理など、効果を左右する工程を徹底しています。現場条件に合わせて施工計画を組み、遮熱と雨漏り対策の両方を狙える状態に仕上げます。
築年数が経過した工場ほど遮熱の必要性は高まりますが、「屋根が錆びている」「雨漏りしている」などの理由で、遮熱対策を諦めてしまうケースが多くあります。
ですが山創なら古い建物でも施工可能です。
ポイントは「シートが薄いから」だけではなく、屋根の状態に合わせて下地処理や納まりを組み立てられる施工ノウハウにあります。サーモバリアは厚さ0.2mmの極薄・軽量シートのため、既存建物にも後付けしやすい点も特徴です。
スカイ工法は雨漏り防止効果もあり、一度の施工で遮熱と防水を同時に実現できます。折板屋根特有の雨漏れを防ぐ効果があるため、「遮熱しながら雨漏りも止める」点は他社にはない強みです。
屋根の状態によっては下地処理(洗浄、プライマー塗布など)が必要な場合もありますが、山創は現場ごとに必要な処理を見極めて施工します。築年数の経過した工場でも導入しやすいのは、この対応力があるからです。
工場の空調が効かない原因は、空調本体ではなく「屋根からの輻射熱」にあるケースが少なくありません。
空調を増設しても、屋根から熱が入りつづける状態では根本解決になりません。フィルター清掃や室外機点検といった基本対策を試しても改善しない場合、まず屋根の熱を止めることが効果的です。
この輻射熱を抑えることで工場の空気が外からの温度に影響されにくくなり、結果的に空調が効くと感じるようになります。
空調を増設しても、屋根から熱が入りつづける状態では根本解決になりません。
フィルター清掃や室外機点検といった基本対策を試しても改善しない場合、まず屋根の熱を止めることが効果的です。
山創株式会社は、2016年の創業以来、遮熱施工一筋で、全国1,000件以上の現場を改善してきました。
私たちが選ばれる理由は、単なる製品の良さだけではありません。特許取得の「スカイ工法」を駆使し、折板屋根の接合部処理や気泡の除去など、「遮熱効果を左右する細部の仕上げ」を徹底する熟練の技術にあります。
もし、今の工場の暑さや作業環境に限界を感じているのであれば、ぜひ一度山創にご相談ください。全国どこでも、現場に合わせた最適な遮熱プランをご提案いたします。